合縁奇縁

個人的記録。

詐り

私は他人の前で自分のありのままを中々出せない

 

それは、時に遠慮かもしれない

それは、時に気遣いかもしれない

それは、時に恐れかもしれない

それは、時に保身かもしれない

 

私が人として、未熟だったから

私が人として、傲慢だったから

私が人として、思いやりに欠けていたから

私が人として、与えていなかったから

 

私は愛されているという実感が欲しかった

私に対して、他者と違う扱いをして欲しかった

私のことを、もっとかまってほしかった

相手から連絡して欲しかった

お出掛けに誘ってほしかった

エッチを誘ってほしかった

 

どれもこれも、無いから欲した。

伝えてみたこともあった、だが変わらなかった。

 

叶わない

 

そんな時ばかりだった。

 

一方通行な想いをひたすら投げる

投げたボールを投げ返してくれる人は

そこには居なかった。

例えるなら、在るのは壁。

無機質で冷たい事実

壁にボールを投げれば

投げたボールは一応は返ってくる。

だが、人が投げ返してくれるソレとは

まるで違う。

そんな事ばかりだったな

 

次第に諦めていった

自分から伝えることに、無意味さを感じていった

何度伝えようと、変わらなかった

そして、最期には望まなくなった。

 

自分から言動する事も段々と

バカらしく思えてきてしまい

与えることもやめた。

 

必然の破綻

 

与え合わない、与え合おうとしない

そんな関係に未来永劫など無いのであろう

求め合うばかりで、まず自分が欲しいという欲目

私もそうだったんだろう。

お互いに我が強かったからね。

 

最期には諦めた。

 

また繰り返すだろうか

まだまだ私はわたしではない。

 

なにが云いたいかといえば

 

怖いってこと。